こんにちは!
行政書士の宮城 彩奈(@ayanamiyagi)です。
今回は少し辛口テーマですが「士業で開業して間も無く廃業する人の特徴」についてお話しします。
なぜ、このような攻撃的なテーマにしたかというと、行政書士は食えないと言われていますが、「はたしてどういう人が食えないのか?」ということを少し考えたときに、思い当たる特徴が何個か出てきました。
日常過ごしていると、これだ!とかあれだ!とかたくさん出てきたのですが、今回は印象に残った4つを厳選しました。
辛口なので、現実を見たくない方・読みたくない方はそっとバックスペースを押して下さい。
仕事に選り好みをしている。
仕事に選り好みをしているとは、開業間もないのに「せっかく来た案件を断る人」のことです。
「え、開業したばかりなのに仕事断るの?」と思いませんか?
開業して間もない方だけはなく、開業2〜3年経っている方でも一定数います。
最初から専門にする業務が決まっている場合や、コネがあるのであれば分かりますが、特に、開業して間もなく何の業務分野をやっていくか定まっていない方に多い傾向だと思います。
開業してある程度挨拶回りをすると、ありがたいことに少しずつお声がかかってきます。
挨拶回りをしているということは、営業や宣伝をしているということでしょうし、「これからお仕事を受けることができます!何かあったら頼ってください!」という意味ですよね。
ですが、いざお仕事がお話が来ると断ってしまう方がいるのです。
喉から手が出るほど仕事が欲しい方にとっては、理解できないと思います。
私も、お客様対応をしている中で「この案件は自分だけでは手に負えないな。」と判断したときは、その道の専門の方にお願いすることがあります。
開業したばかりの方に案件のお話をさせていただいたこともありますが、専門と謳っているにも関わらず、断られることも一定数あります。
その都度、「え!?専門でやっていくんじゃないの!?」とびっくりしてしまうのですが、この話は私だけではなく、他の先輩先生も同じような経験をされている話を聞いたことがあります。
私は(断る人がいるお陰か)誰かが断った案件のお話が私に来てありがたい思いをした経験もしました。
私はあまり理解できませんが、おそらく「恐い。」という気持ちがあるのかなと思います。
案件を受けて「責任を持つ」という経験をしなければ、「恐い」は克服できません。
人に会いに行かない。
突然、会ってみたい人、憧れの人に会えるチャンスが舞い降りてきた。でも、その人は遠方!
その時、あなたはどうしますか?
今はコロナ自粛の関係で、不要な移動は避けなければなりませんが、コロナ自粛関係なく、せっかくのそんなチャンス、会いに行かないわけがないと思うのですがどうでしょうか。
例えば東京と大阪だとして、新幹線は往復26,000円くらいです。
会いたい人に会えるチャンスと比べて、高いですか?安いですか?
私は、安いと思います。
「安い」というのは、会いたい人に会えるチャンスと比べてという意味であって、お金の金額のことではありません。
私は会いたい人がいたら、遠方でも会いに行きます。
ですが、残念ながら食えない人は会いに行かない傾向が強いと思います。
普通は「遠方だし交通費がもったいない。」と思うのも分かります。
確かに遠方だと小旅行という感覚の人もいると思いますが、会うことによって知識を得られるメリットと交通費を比べるべきではないと思います。
私の仲良い先輩先生達は、「そんなところに行ったの!?」とか「その数時間のためだけに行ったの!?」と全国が近所かのようにフットワークが軽いです。笑
人に会うということで得られるメリットが大きいこと、会いたかったらどこでも会いにいく、お金ではない価値を知っているのだと思います。
開業していつまでも凡人能ではお先が暗いと思います。
できない、やらない理由を探している。
例えを出します。
どうやってお仕事を受注しようか悩んでいるときに、異業種交流会で名刺交換?DM?飛び込み?など考えたとします。
やってみたいけど、異業種交流会は暇人の集まりと聞いたし、DMは捨てられるだろうから意味ないし、飛び込みもどうせ断られるだろうなゴニョニョ…。
こんな感じでやらない・できない理由を見つけては言い訳にしてやらない方が多いです。
営業なんてそもそも勝率なんて低いのです。
ネットで探せばいろんな経験談がワンサカ出てきますが、どのようなやり方が刺さるかなんてやってみなければ分からないのです。
言い訳している人は、そのまま廃業コースだろうなと思います。
行動しない。
結論は全てこれだと思います。
「行動しない。」を4つ目にするかも悩んだくらい、今までの3選は全て行動しないに当てはまりませんか?
士業も商売人です、失敗を前提にチャレンジする行動力がないと生き残ってはいけません。
無謀なチャレンジをしないといけないわけではないです。
士業になれる頭脳をお持ちの方であれば、何かを始めるにはある程度の調査をする能力はあると思いますので、「調べたし、あとはやってみるだけ!」と思ったら、ぜひ行動して下さい。
行動したら、案外なんてことなかった〜ということはたくさんあります。
まとめ。
4選を上げてみましたが、これが廃業する人の特徴なら逆のことをすればよいだけです。
活躍されている先輩も目に見えない努力や失敗を重ねている上で今があります。
せっかくなら、士業で開業した今を楽しみながらいろいろなことに取り組んでいければ、自ずと経営も安定してくると思います。