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【おまけ資格】行政書士は食えない説を論破する。

行政書士あやな

こんにちは!
行政書士の宮城 彩奈(@ayanamiyagi)です。

本記事では「士業の中でも行政書士は魅力的!行政書士で食えない論を論破する!」というテーマでお話ししたいと思います! 

よく「行政書士は食えない」「おまけ資格」と言われているのを聞いたことがある方はいると思います。
行政書士資格を取りたい方・行政書士で開業したい方からしたら、そう言う情報でやる気を削がれたり、開業するのが怖くなったりしますよね。

私は行政書士で開業して6年目を迎えていて、ひよこ期を抜けて中堅になりかけようとしています。

経験からすると、食えないなんてことは全然ありません、安心して下さい。

突然、「年商1億!」はもちろん無理な話かもしれませんが、食えないと言うのは違います。

そんな「行政書士って本当に食えないの?」と言う疑問を、私の経験談から論破してみようと思います!

目次

実は他士業からも魅力的に見られている資格。

行政書士は、残念ですが法律資格でも比較的簡単で、おまけ資格と言われることがあります。
なぜ、おまけ資格と言われるかですが、弁護士・税理士・弁理士など一定の資格を保有している他士業は、行政書士試験に合格しなくてもに行政書士登録もできてしまうからです。

さらに、研修もなく即独立できるので、職域が分からずなのか故意なのか分かりませんが職域違反を犯してしまう行政書士もいるのは事実です。

頑張って資格取ったのに、蓋を開けたら少しマイナスな印象が多いですね。

でも、実はあまりネットではかかれないかもですが、私のやり取りのある他士業の先生は割と、「行政書士っていいよね」と言っています。

「行政書士ってなんであんなに報酬単価高いの?」と言われることもあります。(報酬は個々で自由に決められますが)

開業準備中さん

え、そうなの?

他士業の業務の負担は私ももちろん専門じゃないのですが、HPなど検索すれば他士業の報酬単価は出てくると思います。

価格破壊を起こしているような激安な事務所は置いておいて、平均値を比べてみても「あれ?確かに行政書士って単価高いのかな?」って思うかもしれません。

許認可業務だと、業務を受任してから許可が下りるまで時間がかかるものもあるのですが、そこは審査期間だと考えても報酬単価は高めなのがわかると思います。

実際に私の知り合いの税理士さんが行政書士登録をして、建設業許可業者の年に1回の決算変更届までサポートしてて「そこが美味しいんだよね」と言ってる税理士の先生がいました。

経審をやってる会社だと片手間に経審まで面倒見るのは難しいと思いますが、その他にも医療法人の設立業務と年に1回の決算報告を行政書士登録済の税理士さんが申請代移行パターンがあります。(医療法人の設立は1件あたりの報酬単価は大体100万円前後くらいなんじゃないかなと思います。)

医療法人の設立は申請時期が自治体によって違いますが、年に1~2回くらいなのと、年に1度の決算報告などサポートできれば、むしろ医療関係の行政書士業務に寄った売り上げで事務所経営されている他士業の先生もいます。

これを聞くと、「え?おまけ資格じゃなくない?」って思いませんか?

税理士や会計士など行政書士登録できる資格もありますが、立派に売り上げの柱になっている事務所もあります。

年商1,000万円と年商500万円どちらが有利?

行政書士の平均売り上げっていくらだと思いますか?

統計データでは、全体の行政書士の8割は年商500万円以下というデータが出ていたと思います。

「独立開業したのに500万円か」と思った方、皆さんの食えてると判断できる売り上げのラインっていくらでしょうか?

巷でよくいう1,000万円ですか?

では、1,000万円で仮定しましょう。

「やったー!夢の1,000万円になった!」と思ったら、経費どれだけかけましたか?

仮に事務所家賃、固定費、営業費など900万円経費かけていたら年収100万円ですね。

逆に年商500万円だとして、自宅開業・自前のパソコンプリンターのみだとしましょう。

コネなしで500万円の売り上げを上げるには、多少の営業経費をかける必要が出てくると思いますが、自宅開業・自前パソコンプリンターで地域密着型にすれば移動費もそこまでかかりません。

経費が100万円だったとしたら年収400万円ですよね。

開業準備中さん

あれ?一応生活できるだけの年収になってる!

こう考えると、どのように費用をかけて売り上げを上げるかでも利益が全然変わってきます。

実際のところ年商500万円だと、せっかく独立したのに少し寂しいな、と言う気持ちになると思いますが、食えてる食えてないのラインは個人の環境や経費の掛け方、考え方でそれぞれなのです。

結局は営業努力。

やっぱりこれに尽きてしまうんですよね。

私も開業1年目は経費もそこまでかからなかったのと、勤務しなくてよいと自由になった反動もあり、むしろ旅行に行ったり友達の誘いにすぐ便乗して出かけたりしてました。

そうなると、もちろん売り上げ立ちませんよね。

目が覚めたときに「流石にこれじゃまずい!」と1年目が終わるか終わらないかくらいの時に、テレアポ・飛び込み・D Mをやったらすぐに売り上げが立ちました。

行動って大事です。

営業職についたことがなかった私は「営業したら仕事って入るんじゃん!」と実感して、とても喜んで1人でガッツポーズとか取ったことあるんですよ。(笑)

もちろん結果も出ない時の方が多いですが、その場合は見直しの繰り返しです。

「営業ってどうやるの?」という方、ただがむしゃらにやればよいわけではないのです。

がむしゃらにやるのは大前提で、どうやってテレアポするか・電話をかける時間・飛び込み営業先の選定・D Mを送る先・送る時期・送る方法など細かいところまで考えなければいけません。

食えないと言っている人は、2つ目に話した目標年商と自分の努力が噛み合ってないんですね。

定期的に間違った努力をしてないか見直す機会など作ることが大事です。

まとめ。

単価も高くて魅力的な行政書士は全部自分の工夫と努力次第です!

どんな先生も言うかもしれませんが、活躍している先生たちは見えない努力を陰でコツコツとやってきた方々ばかりです。

私も未経験で独立して6年目を迎えており、自宅と事務所別で、スタッフや業務委託先にも恵まれ徐々に役割分担など考えていかないとなというのが私の課題になっています。

行政書士あやな

行政書士は業務範囲が非常に広く、コスパのいい資格だね!

行政書士という資格のせいにするのではなく、巷の食えない論は努力が足りなかった人や、やったこともない人が提唱する幻の話だと思ってください。

以上です。

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